防災用ワンタッチテント クイックDST
京都市右京消防署 様
すでに京都市では,ワンタッチテントを災害時の避難所におけるプライベート空間を確保する目的で導入しております。(調達先が御社だったかはわかりません。)
今回私がこのテントを購入したのは,愛宕千日詣りに伴う消防警備で使用するためです。
愛宕千日詣りは毎年7月31日から8月1日かけて京都市右京区の愛宕神社で行われます。火の用心の神様,愛宕神社は,京都市の最高峰愛宕山の山頂にあり,4キロあまりの険しい表参道を多くの人々が夜にお参りをします。
常日頃から山岳救助事案の多い山を,夜間に多くの人が登りますので,当然,けが人や病人が毎年多く発生します。これに備えて,右京消防署では,登山口から山頂にかけて,5箇所の警備所を設けて事故に対応しています。
この5箇所の警備所のうち,山中の2箇所には,消防隊員が待機する場所がありません。休憩小屋はあるのですが,参拝者を前にして私たちが占有するわけにもいきません。そこで,今回,御社のワンタッチテントを隊員の待機場所に利用させていただくことにしたのです。
険しい山中をけが人や病人を担架に載せて搬送するためには相当の体力が必要となります。通夜の警備ですので体力を温存することも大切になってきます。
今回の警備では,参道脇の空地にテントを張り,参道を通る参拝者の目を気にすることなく災害待機を行うことができました。
また,警備ポイントに行くまでに,機材を運ばなければならないため,小型軽量であることも,このテントを選んだ理由です。
希望を言わせてもらえれば,さらに軽量にしていただくことと,背中に背負えるように収納袋に背負い紐をつけていただければと思います。